1999年東大入試の数学第1問(加法定理の証明)のめちゃくちゃ簡単な解答
1999年東大入試数学第1問とは
受験の月というサイトによると、1999年に東大入試で次のような問題が出題されたという。
- 一般角に対しての定義を述べよ。
- 1.で述べた定義にもとづき、一般角に対して
を証明せよ。
正統的な解答は受験の月に載っているので、ここでは屁理屈みたいな解答を考えたい。
解答
1.
この問いでは、を定義しろと言われている。実際に高校数学で与えられている定義にこだわる必要はない。2.の証明が簡単になりそうな定義を考えよう。とりあえず、
とは、の値に関わらず、常にとなる定数関数である。
と定義しておこう。
2.
等式を示す。定義より、である。また、定義より、である。したがって、この等式の左辺と右辺は等しく、この等式は示された。
等式を示す。定義より、である。また、定義より、である。したがって、この等式の左辺と右辺は等しく、この等式は示された。
終わりに
ものすごい簡単だった!東大入試って意外と簡単なんだなあ…()